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【べらぼう】田沼意次と虚空蔵山

  • 執筆者の写真: Yuuki Koide
    Yuuki Koide
  • 7月1日
  • 読了時間: 2分

こんにちは。今回は大河ドラマ「べらぼう」関連の記事です。前回の投稿では、静岡県史 資料編9 近世一に記載されている田沼稲荷についてご紹介しましたが、虚空蔵山 (菊川市高橋) に関する記事を書いてみます。


牧之原市史料館の解説によると、相良藩主 田沼意次は生涯に一度だけお国入りをしたことがあったようです。安永9年(1780)、4月13日から23日まで領内に滞在し、完成した相良城の見分に加え、周囲の村々や御前崎、正林寺などを視察したようです。帰路は柏原(牧野原市)を経て、小山(吉田町)・相川(焼津市)間で大井川を渡り、東海道の藤枝宿まで出たようです。


牧野原市が公表した新資料「安永九年 御地頭様御入国萬覚」によると、4月17日には虚空蔵堂で遠見をするという内容が書かれていたようです。虚空蔵堂で遠眼鏡を使って所々眺めていたところ、見物人の男女で一杯になったが、田沼意次からは棒で制してはならないという指示があったようです。先月5月14日、牧之原市相良総合センターい~らで開催された特別イベントで、渡辺謙さん(田沼意次役)と宮沢氷魚さん(田沼意知役)のトークショーがありましたが、学芸員の長谷川倫和氏からこの部分に関する解説がありました。田沼意次の人柄が分かる内容ですね😊


旧小笠町の人にとって虚空蔵山はとても身近な場所です。私は祖父の家が赤土にあって、高校生まで高橋に住んでいたので昔から知ってます。今の季節は紫陽花が咲いていて、綺麗です。虚空蔵山に登って田沼意次の気分になってはいかがでしょうか🙏



 
 
 

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