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南山浅草観音堂

みなみやまあさくさかんのんどう

〒437-1505 菊川市高橋3650-4

本尊:聖観世音菩薩 (木彫り 総高約15cm)
沿革:昭和5年(1930)正林寺二十六世機先霊鑑和尚が東京、浅草寺の旧本堂棟木を素材に彫像された聖観世音菩薩像を勧請した。昭和10年(1935)南山新道の御幸公園内に、医師の松下静海氏をはじめとする地域住民の協力を得て、堂宇を建立した。昭和31年(1956)新道町内会(現南町自治会)に運営が委託される。昭和53年(1978)観音堂修復工事(➡松下貞男、工事中間報告書)
現況:南町自治会の中に世話人会組織あり、管理・運営の全てを行っている。地域住民を信徒とする「南山浅草観音講」の名で、東京の浅草寺に正式な講として登録され、団参も継続して行われている。毎年二月の節分会には大勢の参詣者で賑わっている。

​《扁額裏書》
南無大慈観世音菩薩
浅草寺幻住権大僧正亮順 拝書
奉請淺草山聖観世音菩薩 昭和五年五月鎮座
昭和十年曹洞宗務院庶務部主事在職中得東京
金龍山淺草寺貫主大森亮順大僧正之揮毫
刻製之以南山村淺草山納本殿者也
南山正林教會所 正林寺現董 機先霊鑑 敬書
彫刻料寄附者 豊𣘺市 大久保 さだ

                 仝  常吉

昭和十二年七月十六日  奉納式
**大森亮順:(明治11年(1878)~昭和25年(1950))
昭和3年より浅草寺住職。 戦後の再建に貢献。

​《小笠十景》 ⇨小笠町誌昭和58年版p62
浅草観音:『名月も 無月も愛でる 菩薩かな』(松下砂海) 
《奉額俳句》 ⇨淺草観音堂奉額俳句
昭和十年版、昭和五十五年版

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