top of page

宇洞瑞泉庵の十三仏

​うとうずいせんあんのじゅうさんぼとけ

〒437-1514 静岡県菊川市下平川4931-2

日本のインテリア

八幡ヶ谷公民館の中に安置された14体の仏像が窓越しに拝観できる。管理保存活動は地域の宇洞会(墓地管理の会)の人たち24戸で行っている。縁日は毎年5月第2日曜日。青龍院住職の納経。梅花講のご詠歌奉納。

地域に伝わる資料
・宇洞軒の由来と十三仏御縁起
天文元年(1532)宮城新左衛門、宇洞軒建立。天正元年(1573)城山城主・松井信薫(のぶしげ)公が青龍院を開山。その後、松井信薫公御内室が瑞泉庵を建立し、ここに石地と堂住匠眼(どうじゅうしょうげん)さまを祀った。天正十九年(1591)瑞泉庵は八幡ヶ谷に移され、宇洞瑞泉庵と称し、瑞泉庵から石地蔵さまと堂住匠眼さま(眼の神様)が移された。承応元年(1652)宮城家四代目が十三仏像奉納(仏師は京の八木氏)後に宮城家所蔵の釈迦仏像も奉納された。明治二六年(1892)宮城甚蔵、松澤小作に地権を移す。昭和五二年(1977) 仏像を修復し、八幡ヶ谷公民館内に安置する。

・十三仏光背仏像について
十三回の忌日供養のご本尊で死者を保護する仏とされる。

初七日( 7日):不動明王・・酉年の守り本尊。迷いを断ち、悪障を焼尽くす。
二七日(14日):釈迦如来・・道理を示し、不安や心配を除く。
三七日(21日):文殊菩薩・・卯年の守り本尊。命を生かす知恵を授ける。
四七日(28日):普賢菩薩・・辰・巳年の守り本尊。救い知恵を授ける。
五七日(35日):地蔵菩薩・・六道衆生を救う。特に子供を守る。
六七日(42日):弥勒菩薩・・心を鎮め、衆生を救い、心を清める徳を授ける。
七七日(49日):薬師如来・・健康を守り新たな身を授ける
百ケ日    :観世音菩薩・・慈悲の菩薩。願いに応じて私たちを見守る。
一周忌    :勢至菩薩・・午年の守り本尊。知恵の菩薩様。
三回忌    :阿弥陀如来・・犬・亥年の守り本尊。安らかな暮らしを導く。
七回忌    :阿閦(あしゅく)如来・・迷いに打ち勝つ強い心を授ける。
十三回忌   :大日如来・・未・申年の守り本尊。一切の衆生を見守る。
三十三回忌  :虚空蔵菩薩・・丑・寅年の守り本尊。安らぎと安心できる

   *千手観音・・子年の守り本尊。十三仏にふくまれず。慈悲を授ける。

bottom of page